脳溢血で倒れた主人の母は、危機を脱しここ赤岩病院に入院して
六年五カ月になります。
波はあったものの、何とか介護士さんの手助けで流動食が食べられ、
車椅子で散歩もできていましたが、昨年夏に脳梗塞を併発して、
鼻腔栄養となってしまいました。
ケーキやプリンを一緒に食べる幸福なひとときも失われて、
今はきれい好きなお母さんのため、爪を切り、顔を拭いて、
肌荒れ予防のクリームを塗って上げるくらいしかできません。
ウイークデーは仕事漬けの私は、もっぱら休日の夜病院に行きます。
休日は介護の人が少ない上、夜はほとんど人がいません。
気休めでも、手助けになればと考えています。
以前、看護士さんがガラガラと点滴の用具をたくさん引いて歩いていますので、
聞いてみると、介護病棟にいるお年寄りが、徐々に具合が悪くなり、
点滴等の特別処置の必要な方が二十人にもなったそうです。
看護士さん一人では、責任が重くて大変です。
理想を抱いて転職してきた男性の介護士さんからも
収入が少なく結婚もできないと聞いた事もあります。’, ‘皆さん本当に優しくお世話して下さって、心から感謝しています。
お蔭で、安心して仕事に打ち込む事ができます。
でも、何かおかしいです。
献身的に仕事されている現場の方々が、恵まれていないのは、間違っています。
社会保険も財政もピンチでも、他にやりようが有ると思います。
会社でも、経営が悪い時は、先ず社長や取締役の給料からカットするのが
当たり前です。
選挙が、近そうです。
行政に携わっていらっしゃる方々が、真剣に取り組んでくださる事を
切に望んでいます。