お母さんの車の助手席に乗って嬉しそう~
マッピィちゃんは、13歳の老柴犬、目も見えないおばあさん犬です。
事情があって、マンションで飼えなくなったのです。
縫製スタッフのSさんの必死の願いで、
6月初めから日之出に住むことになりました。
長年日之出のために尽くしてくださったSさんの目に涙を見た時、
反対の声を押し切って、社長命令で許可しました。
会社中探して、居場所がみつからなかったのですが・・・
運良くドアが壊れた物置が一つ空いていました。
早速ドアを取り外し、ベッドやサークルを持ち込み立派な犬小屋になりました。
雨の吹き込みと日差しが心配だったのですが・・・・びっくり・・・
翌日、プラスチック波板やすだれが取り付けてありました。
大反対したMさんが、器用に工事してくれたのです。
今では、立派なグリーンカーテンまで着々と準備されています。
マッピィちゃんは、朝出勤してきたSさんと散歩、昼の暑い時間は、
工場トイレ横の涼しい場所で過ごし、夕方もう一度散歩します。
最初の頃Sさんが帰宅した後、くうくう泣くのが可哀相でした。
マッピィちゃんは、声もあんまり出せなくなっていたのです。
行く所が無かったら保健所に・・・
まさに危機一髪だったマッピィちゃんですが、
今では、会社のみんなに可愛がられ・・・
「日之出の看板犬」になりました。
「病気や老衰は諦めるけれど、天寿を全うさせたい。」
Sさんの願いは、しごく真っ当だと思います。
相談してくれて良かった。
日之出メンバーの皆さん、もしどうにもならない問題が起こったら、
相談してくださいね。聞けることと、聞けないことはあるけれど、
一緒に考えて解決の糸口を探ることはできますから・・・
一人一人を大切にして助け合うことは、
良い製品作りのために必ず役に立つと信じています。
ゆりこ