両県に分かれているせいか、いま一つお互いのことが解りません。
浜名湖を挟んで、豊橋側の湖西市とは、昔から馴染みがあるのですが・・。
実は、両市は共に自動車産業と高度なものづくり技術や全国有数な
農業産出額を誇るなど類似した地域特性を有しているのです。
両市の企業間や大学・研究機関との連携の相乗効果により、
それぞれの地場産業の活性化が期待されています。
三遠地域連携推進フォーラムのプログラムの二番目は、
「地域を越えて智惠を出す」というテーマでのパネルディスカッションでした。
パネリストは、企業を代表して浜松の大和興業(株)の小杉社長と
豊橋のヤマサちくわ(株)の佐藤社長、大学・研究機関を代表して
光産業創成大学院大学の徳田主幹、それに基調講演講師の
鹿児島銀行の増原氏です。(株)ビズテックの佐藤社長のコーディネートにより、
活発な意見交換が進みます。
近いのに交流が少ない両市、実はお互いに歩み寄りたいと思っているようなのです。
豊橋は、浜松の技術やチャレンジ精神を良いと思っているし、
浜松は、豊橋の美しい街づくりやおっとりした文化を好もしく思い、
市場としても魅力を感じているそうです。
浜松の「やらまいか」と豊橋の「ええじゃないか」の心意気で、産学官が
連携する事により、お互いが発展していくことを望んで終了しました。
県境ゆえか、行政からの情報がほとんど入りません。
帰りがけに、光産業創成大学院大学の徳田さんと、東三河懇話会の三上さんより
「行政側に働き掛けると共に、自ら積極的に三遠地域情報を発信して行く」という
心強いお言葉を戴きました。
11月9日は、豊橋市長選挙です。
豊橋の地域活性のために一身を尽くして下さる方を選びたいと思います。