紅葉には早いと思っていましたが、小雨に濡れた渓谷の透き通った流れと、
緑の中に紅葉が際立ち、何度も訪れている鳳来、湯谷が、こんなにも美しい所
だったかと新鮮な驚きを感じました。
はず別館の佐野さんに教えて戴いた、
「レストハウス板敷」さんの釜飯は、とても美味しかったです。
中身の鶏も、ゴボウも椎茸も皆地元で採れた食材と聞いて、
皆満足して戴いた後、車で会議場に向います。
「湯の風HAZU」さんのテラスからの景観に、皆から喜びの声が上がりました。
「これは素晴らしい。」「愛知にはこんなに良い温泉があるんだね。」
会議は、渓谷を望み油絵の展示された
素敵な部屋で始まりました。
仮予約した日程がずれ、「湯の風HAZU」さんは、16日は満室でした。
お断りのお電話をしたところ、佐野さんが機転の効いた良いご提案を次々に
して下さったので、会議は「湯の風HAZU」さん、宿泊は「はづ別館」さんに
お世話になることになりました。
http://www.hazu.co.jp/hazu/
会議終了後作務衣をお借りして、紅葉の綺麗な、「湯の風HAZU」の
露天風呂に入ります。
その後、車で「はづ別館」に移動し(下の橋を渡れば歩いても4~5分ですが・・)
お抹茶を戴いた後、忘年会です。
都合で豊橋に帰る私は、5時52分の特急を待つ間、加藤社長の奥様にお心遣いの
お礼を言うために、駅そばの「はづ別館」さんによりました。
「湯の風HAZU」とは違った趣のある、静かなロビーでお抹茶を戴き、
宿泊するお部屋も見せて戴きました。
床の間付きの10畳と6畳にお茶室までついた特別室二部屋に加えて、
民芸調のお部屋もご用意して戴けると嬉しいお心遣いです。
窓からの清流の眺めと落ち着いた佇まいに、今度は私も
是非このお部屋に泊まってみたいと思いました。
すっかり日の暮れた単線の小さな駅から一日二本しかない特急「ワイドビュー伊那路」
に乘り帰途につきました。普通電車で1時間10分、特急で45分で豊橋に着きます。
湯谷温泉駅は、夕方の特急発車後は、無人駅になります。改札口も無いホームに
入り、普通電車が来ても、ドアーは開きません。自分で開けて車内で車掌さんから
切符を買います。あまり早くホームに来ると、猪が突進して来る事もあるそうなので
要注意です。
普通電車の最終は午後9時30分頃。豊橋直通は、昼間でも1時間か2時間に
1本しか有りませんので、乗り遅れは厳禁です。
湯谷温泉は、豊橋からあまり離れていないのに、交通不便です。
それだけに、他の温泉地に無い清々しさが有ります。
温泉も本物で、温泉スタンドで売っている位湯量も豊富です。
駅の近くの「まつや」さんでは、とびっきり美味しい五平餅が食べられるし、
各旅館の人々も親切で俗化していません。
ここから少し離れた寒狭川沿いの日之出の新城(元鳳来)工場も、
風光明媚な所に有ります。
元中学校跡地に建つの広い工場に、6人の方が、モップの製作に励んでいます。
離れているので、私は滅多に行かれなくて、申し訳無い思いですが、
皆さん、陰ひなた無く真面目に働いて下さっています。
ありがたい事です。
きれいな水と美しい自然の中に暮らすと、人柄も清々しくなるのかもしれません。
本当に鳳来(湯谷)は、良いところです。