日本初のモップメーカー日之出株式会社の松本です。
日之出は大正時代からモップを作っているのですが、
素材やカタチも変わってきています。
モップは帆布とモップ糸で構成されているのですが、
帆布も糸もいろいろな種類があります。
繰り返し洗濯して使うレンタル用モップは
特に耐久性が求められています。
日之出では綿帆布に、有名なかばん屋さんが使っている のと同じ、上質な国産の綿帆布を使っています。
糸から企画して、紡織メーカーで織っていただいた 日之出独自のナイロン帆布も持っています。
それらの帆布の耐久性を更に高めるため、
特殊コーティングをするのですが、
その加工が非常に難しいのです。
今日、加工メーカーMさんが来社されました。
社長になってはじめてMさんに会った時、
国産の帆布にしかコーティングしないと聞いたのが
耳に残りました。
国産の帆布はキズがほとんど無いのだそうです。
均一に織られキズの無い上質な国産帆布に、 上質なコーティングをしてはじめて、 耐久性のある上質なモップ用帆布ができるのです。
かばんやモップ等、繊維業界中心だったMさんの会社は、
今では特殊産業資材や医療分野の仕事が多くなってきています。
高圧電流の流れるケーブルの防火被覆コーティングや
原発関係部材の特殊コーティングなど・・・
小中学校に設置する1,200℃に耐えられる布製防火戸とか・・
レンタル用モップや玄関マットの資材には、 高い耐久性が求められるので、対応するのは大変なのですが その経験で培った技術は、他の分野でも活躍できるのです。
素材や加工などメーカーどうしの話題は楽しくて尽きません。
独自の日之出製帆布に特殊コーティングして モップ以外のグッズを作ってみました。
熱くなりがちな厨房や車の中にも置ける 特殊コーティングナイロンのティッシュケースカバーです。
フナッシーはアソート☆トヨッキーでなくてごめんなさい。
船橋の弟からのホワイトデープレゼントです。
日之出も頑張ろうと思います。
ゆりこ