久し振りに新城に行ってきました。
日之出の新城(鳳来)工場は、寒狭川のほとり、新緑の美しい山あいにあります。鳳来東中学の跡地ですので、広い敷地と美しい桜並木にも恵まれています。昔モップの棒を作ってくださっていた当地のSさんのご縁でできた工場です。

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働いてくださっている方はわずか5人、うち4人は私よりずっと若いですが、私が入社する前からの大先輩です。
新城市に合併されたといえ、新城駅から車で30分以上かかる山間ですので、人より猪のほうがたくさんいるそうです。以前乙女雑巾を作っていたときには、内職もお願いしていたそうですが、今は少数精鋭のミシン職人達がモップだけを縫製しています。
人数には大きすぎる工場ですが、資材や製品の保管に無くてはならない倉庫でもあります。日之出はモップも玄関マットも糸の段階から企画して、資材を特注するので、どうしてもロットが大きくなります。また少ない人数で、お客様の需要に答えるためには、ある程度在庫もしなくてはなりません。洗剤やグリスフィルターのように重くて嵩ばる物の保管も大変です。モップの製作とともに、資材の運搬管理も重要な仕事ですが、シニアのSさんが、きちんと管理してくれているので助かっています。

春には桜も美しいのですが、なかなかその時期にいけないので残念です。
鮎のシーズンには工場の真下の広見ヤナがオープンして、家族連れで賑わいます。
その時は、広見ヤナさんに玄関マットをレンタルしていただき、工場の駐車場を無料で使っていただいています。

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春は新緑が美しく夏は川遊びができ、秋の紅葉も楽しめる美しいところですが、冬は路面が凍結し、通勤も楽ではありません。一番近い方でも4㎞以上、遠い方は10㎞も離れた設楽町から通ってくださっています。昨年は崖崩れで通れず、大回りして大変でした。いつも10㎞のSさんは、片道20㎞通勤だったそうです。主要道でないので、行政もなかなか直してくれないのだそうです。

本社から1時間半近く掛かるので、滅多に行かれないのですが、陰ひなたなく真面目に良質のモップをつくり続けてくれています。
もちろん毎日のメール連絡、こまめな連絡帳や、電話回線を通しての同時ディミーティングなど、努力を重ねて来た結果でもあると思います。

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帰りに、農協レストラン「こんたく長篠」で、知る人ぞ知る美味しさの「鳳来牛」をいただき、同行メーカーYさんに喜んでいただけたのも良かったです。

新城工場とこんたく長篠のことは「OTOMEスタッフブログ」の過去記事をご覧くださいませ。↓
http://otome-blog.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-de90.html
 
 
 
ゆりこ

投稿者 yuriko