会場は、アクトシティ浜松コングレスセンターです。
光産業創成大学院大学のスライド説明の後、、「環境新事業創成の実例」
と題する同大学の天野雅貴先生のご講義でした。
東レ株式会社の商品開発室長(当時)として、トウモロコシ由来のポリ乳酸での
環境新事業を創成されるまでを、お話しくださいました。
普段知ることも出来ない大企業の企画、戦略等をお伺いでき、わくわくします。
ポリ乳酸は、トウモロコシやサトウキビのでんぷんをバイオにて醗酵して造られます。
今回は、トウモロコシ由来のポリ乳酸からできた生分解繊維・樹脂の新事業です。
複合的な観点から検討して、自動車内装材にターゲットを定め、
商品開発室の総力を上げ、度重なる徹夜などの苦労の末、
ついにトヨタラウム後にプリウスのオプションマットに採用されます。
また、スペアタイヤカバーの開発にも成功されます。
体験に基づいていますので、リアリティがあります。
スペアタイヤカバー 東レ HPより転載
トヨタ ラウム
日之出も5~6年前から、生分解樹脂・生分解繊維の勉強をしてきました。
お話を聞きながら、中小企業が、新製品を開発し市場に受け入れられるには
どうしたら良いのだろうと、ずっと考えていました。
天野先生から戴いたヒントです。
◎絶えず考える癖をつける。
◎10分間の問題解決シュミレーションを即やる。
◎人の話を聞く。
◎パートナーが大切(1+1=3となる。)
技術は、文化を変えるもの、文化を創るもの。
産業のイノベーションに貢献するものでなければならない。
ビジョン・コンセプト・夢・戦略が大切。
天野先生は、暖かく、熱く語って下さいました。
教授の皆様も事務局の方々も皆様情熱にあふれた方ばかりです。
光創成大学院大学の学生さんは、幸せだと思いました。
ありがとうございました。
私も更に勉強していきたいと思います。