白と淡いグリーンを基調にした清楚な感じのアレンジメントです。
長女夫婦から贈られた華やかなアレンジメントとは趣が違っています。
お花の選択だけでなく、二人は同じ家に生まれた姉妹と思えないほど、顔も性格も違っています。
長女は調和を重んじる人、アレンジメントも同級生のご実家の花屋さんに依頼しました。祖母にもお花を毎年欠かさず贈り続けています。母の日もお誕生日も決して遅れることはありません。親戚への挨拶や年賀状なども欠かさず、親善大使のようになっています。子供のころから人に好かれましたが、争いごとが嫌いな性格のためか、深い交流はちょっと苦手のように見えます。
末娘はこだわりの人、自分がいいと思うことへの探究心はものすごいです。以前は喜怒哀楽がはっきりして、泣いたり笑ったり賑やかだったのですが、大人になってぐっと自分の中に納めることができるようになりました。
いいものを贈ろうという情熱もすごいのですが、記念日はしょっちゅう忘れます。わかっているので私はいいのですが、婚家のお母様にちゃんとしているのかちょっと心配です。
優等生っぽく見える長女も、幼いころはとても活発な面白い子でしたが、小学生になるころには、わがままも言わず、けんかもしないおだやかなお姉さんになっていました。
大家族に生まれた最初の子で、一身に注目と干渉を受け、祖母の介護などで不自由な思いもさせ、知らず知らずに我慢させていたのではと、申し訳ない気がしています。
末娘が生まれたころは、介護も最盛期で皆余裕が無く、ほとんど干渉されずに育ったら自由な子になりました。友達ともけんかするし、鞄は破くし、男の子と混じってサッカーもやるような元気で明るい子でした。
真ん中の息子とともに、同じ家庭で育っても、生まれ順やそのころの状況により環境が大きく変わるのですから、違う性格になるのは当然とも言えます。
同じ並び順の3人の子を持つ友人と、長女はね!とか、息子がね!とか、末っ子はね!とか話すと共通点があるのが笑えます。
どの子も違った個性があるけれど、どの子もみな素晴らしいと信じ続けたいと思います。
ゆりこ