皆様、こんばんは。 日本初のモップメーカー日之出株式会社の松本ゆり子です。
戸籍上は百合子なのですが、今年の年賀状から平仮名でゆり子と名のっています。

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私が生まれた時、庭一面に百合の花が咲いていたことから、父が付けてくれたそうです。
小学校の時は、「ゆり」と読めなくて「ひゃくあいこ」とか「ひゃくわっと」とかからかわれたり、中学生になってからは、「百合子というと凄い美人かと思ったら、とんでもないお転婆」なんて言われたこともありました。

自分でもちょっと気恥しかったのですが、大好きな父が付けてくれた名前が気に入っていました。実家は占いとか縁起は全く担がない家風でしたので、字画とか全く調べたことがありませんでした。

お嫁に来た松本家は、大安吉日や方位などを重要視する家でしたので、子供の名づけのため初めて勉強してみると「松本百合子」はどうも字画が悪いようなのです。人生に最も影響する総画が凶で遭難運なのだそうです。

子供たちは両親の奨めで、三人とも深川の八幡宮様で良い名前をいただいたのですが、私の字画のことが心の奥に残りました。

その後、家族の病気や困難に遭遇するたびに少し気になっていました。

20001年の秋、父と主人が相次いで亡くなり、母も重病で倒れた時には、さすがにショックでした。青天の霹靂で社長になってしまったので、署名することも多く、名前を軽軽の変えることもできないと日が過ぎていきました。

そんな時、ある会で出会った一流会社の社長様が名前を変えられていたのです。
運がよくなるならどんどん変えるとのこと、部下や関連会社方たちも見習って、多くの方々が名前を変えていました。

ビジネスマンも名前を変えていいんだ!
目から鱗のように新鮮でほっとしたことを覚えています。

昨年の暮れ、年賀状印刷の折、ためしに名前を変えてみることにしました。
ちょっと辛いことがあったのです。松本百合子を松本ゆり子にするだけで素晴らしい運勢になるというのです。

個人だけでなく、会社も変えてと社員さんに依頼しましたら、何の質問もなく「はい!は~い!」と応じてくれました。それどころか、名刺も変えましょうかと手配までしてくれました。

年賀状を出してしまってから、ちょっと気になったのですが、年始のご挨拶に伺った時も、誰からも何も言われませんでした。

自分以外の人々はあまり気にしていないようです。
署名するときも仕事や正式な書面だけ戸籍通りに書けばいいのです。

Facebookも変更しようとしたのですが、上手くいかなかったので保留してありますが、親友がコメントに必ずゆり子さんと書いてくれるのが嬉しいです。

名前を正式に変えるのはとても難しく,気持ちにも抵抗もありますが、通称を変えるのは簡単です。自分で宣言するだけでいいのです。そんな簡単なことも数十年も思い浮かばず、内心気にしていたなんて、私もまだまだ未熟です。

出来ないって決めつけていただけなのですね。
案外そんなことが多いのかもしれないと、思う秋の夜です。

 
ゆりこ

投稿者 yuriko