趣味や海外旅行、子供や孫のことに加え、ご自身の健康状況を話された方が多かったです。欠席の理由も健康不安が大多数でした。
私たちの母校・三田高校の前身「東京府立第六高等女学校」は生徒の健康と真の幸せを願ったユニークな教育で有名だったのです。
「とと姉ちゃん」のモデルの大橋鎮子さんの事を特集した「暮しの手帖」の別冊のコピーをY会長が皆に配ってくださいました。
右から二人目が大橋鎮子さん
前も後ろも大きく空いたユニークなジャンバースカートに、ウエストをキュッと絞った19世紀の英国服みたいなブレザーの制服は私も着て通いました。
クラシカルな彫刻が施された白壁が美しい温水プールで泳いだ気持ちよさも忘れません。
初代の丸山丈作校長が、生徒の健康と命を守るため、どうしても全員泳げるようにしたいと、戦前に全額寄付で建てたのです。一年中泳げるように、女性徒だから外から見えてはいけないと室内温水プールです。
私の高校時代でも、その伝統が残っていたのか、300メートルの水泳試験がありましたし、遠足や修学旅行でも散々歩かされました。
勉強よりも、合唱コンクールや学園祭に燃えたことが、特に思い出に残っています。
このたびの同窓会実現のため全てにご尽力くださったY会長様、ありがとうございました。またフロント受付のご案内から、ホテルのルーム見学にいたるまで行届いたお世話をしてくださったホテルアークリッシュ豊橋の皆様にもお礼申し上げます。
おかげさまで、素晴らしい至福のひとときを過ごさせていただきました。遠来の同窓生の皆様にもとても喜んでいただけましたこと、心より感謝申し上げます。
ゆりこ