フォーラム第二部の分科会では、「地場産業 萬古焼の発展と事業展開」と題して、ばんこの里会館館長の数馬桂子さんのお話です。
萬古焼は四日市ですので、三重生まれの我が家にも昔から多くありましたが、正直その価値があまりわかっていませんでした。
一般の方もそうだったらしく、四日市市制100周年を記念して平成10年に開館した「ばんこの里会館」は、長い間入場者が伸びず低迷していたのです。
ばんこの里会館公式ホームページ
その原因の一つには「萬古陶磁器卸商業協同組合」と「萬古陶磁器工業協同組合」の異なる2組合で運営し、理事長も2年交代だったため、お互いに遠慮して思い切った計画ができなかったのではないかとの反省の元、
1、萬古焼に関係のない職種であること 2、企画を仕事としている人
の条件で館長を探し、白羽の矢が当たったのが、長年地元の著名繊維会社で経営と企画に携わられてきた、数馬桂子さんだったのです。
それからは種々のイベントを企画、自ら「ばんこグランマ」と名のり館長ブログを書き、Facebookページも始めるなど、予算をかけずにHP更新や集客に努めたのです。
数馬館長の熱意に動かされた職員さん達の頑張りもあって、人が集まると共に萬古焼の評判も高まり、「ばんこの里会館」もとうとう黒字化して繁盛するようになったのです。
明るく前向きで実行力溢れるアイディアマンの数馬館長は現在69歳、一生青春がピッタリな素敵なグランマだと思います。
ゆりこ