法要の一時間前にお寺に着くと、お導師様がすっかり準備を整えていてくださっていました。早朝に中野から電車で来てくださったのです。
続々と親戚が集まり、なごやかに話が弾みます。
大人は少し歳をとり、ニューフェイスの子供たちが増えました。
お導師様の美声の読経が響く中、粛々と法要が進み、12時きっかりに無事終了しました。
緊張が取れたのか、子供たちが途端に声を上げるのが面白いです。
留守番がいなにので、お寺に鍵をかけ、帝釈天近くの川魚料理「川甚」に向かいます。
東京柴又の老舗料亭 川甚
お店の前に人がいっぱい、集合写真も撮っています。
駐車場には、はとバスが2台も来ています。
ここは映画「男はつらいよ」で寅さんの妹さくらが結婚式を挙げたところなのです。
玄関には、たくさんのスリッパが散乱しています。
丁度観光客のお食事が終わったようでした。
法事などの宴会は、新館の椅子席らしいのですが、小さな子供がいるので休館のお座敷にしていただき、最近は食べ慣れない鯉の洗いや鯉こくをお刺身など海の魚と鰻重に変えていただきました。エビ・カニやそば、小麦粉にアレルギーがあるお子さんの食事は、直接お店と打合せしてもらったのも良かったです。
今はお父さんになった甥達に、昔もっと広い部屋の窓から江戸川を眺めたことを話すと驚いていました。今日の子供たちと同じくらい小さかったのですから、初めて来たと思ったのも無理ないです。
初めて会った子供たちは、たちまち仲良くなり手を取って遊んでいます。一歳の二人は座布団の上で眠ったり、子供のいる会合は畳が最高です。
和やかな楽しい会話が弾み予定を30分オーバーして、皆様にご挨拶しました。
「明るく朗らかなお母さんは、子供たちが仲良くしているのを一番喜んでくれるので、これからもよろしくお願いいたします・・・。」
ここで一旦解散し、自由墓参という形にしました。
お導師様をお寺にお送りし、再び江戸川を渡って市川霊園に向かいます。以前は寂しい所だったのですが、付近に住宅が増え、渋滞するので意外と時間がかかります。
石材屋さんに、お墓のお掃除とお花をお願いしてありましたので助かりました。
全員が再集合し、無事墓参を済ませ、親戚のお墓にもお参りすることができました。
弟を送りがてら実家にも行き、一歳のひ孫を初めて母に見せることができました。
松本家全員で夕食を共にした後、それぞれ川崎、浜松、豊橋へとの帰路を急ぎます。
帰宅は夜中の12時、遠くで法事を催すのはやっぱり疲れます。
なんとかしなくてはと思います。。
ゆりこ