日之出の社長になった時、力になってくれた工場長が難病指定され、ずいぶん心配したことを思い出します。十五年たった今、毎日出社してくれているを改めて嬉しく思います。
その後何人かが病気になり、配置転換などで何とか乗り越えてきました。
怪我などで何回か入院手術した人もありました。
明るく天使のような純な心を持った縫製のMさんが亡くなった時は、本当に悲しくて、今でもしょっちゅう彼女の事を思い出します。
先日、母の七回忌と一年早めに主人と父の十七回忌の法要を済ませたのですが、主人や両親、祖父母のことは、一日も忘れたことがありません。
姿形は無くなっても、常にそばにいて会話している感じです。
精一杯生きたその一生が尊く感じられます。
そんな時、今身近にいてくれる日之出メンバーの一人一人が愛おしくなります。
人間は一人では生きられない、会社だって同じです。
会社は大きな家族のようなもの。
時には甘えや我儘が出たりして、ギクシャクしたりすることもあるけれど、 謙虚な気持ちで助け合って努力していきたいと思います。
ゆりこ