パネリストは愛知県の堀井副知事と桜運輸の㈱細江社長、㈱飯田樹脂の山川取締役、ナビゲーターはOka-Bizの高嶋副センター長の4人の女性です。
少子高齢化が叫ばれて久しいですが、愛知県でも750万人の人口が2060年には600万人に減少すると見込まれているそうです。
また愛知県は東京た大阪などと比べると女性の勤続年数、管理職数ともに少なく、女性登用の意識も不足しているそうです。また産業立地県でもあるため、人材確保競争も過激になっています。
そのような状況下で、女性を活用することが、特に中小企業の人材不足を解消するための大きなヒントとなるのです。
平成25年に社長に就任した桜運輸の細江社長は、男性中心の運輸業に積極的に女性ドライバーを採用することによって、業績と知名度を上げることに成功しています。
当初、男性ドライバー不足を補うため、プロの女性ドライバー向けの求人をしたのですが、応募したのは普通免許しか持たない素人だったのです。大型免許は無いけれど運転が好き、トレーラーがカッコイイと思う女性の存在に気が付いたのでした。
それから女性に合わせた丁寧な研修や職場の環境改善等に取り組み現在8名の女性ドライバーが活躍中です。
桜運輸㈱HP
もともと女性が多かった自動車部品の切削加工の㈱飯田樹脂では、幼い二人の子の母である山川取締役を中心に女性が働きやすい環境を整え、自社の技術を生かして女性目線、母親目線でウエルカムボードや身長計などの新製品を開発。新会社も設立し、業績が伸び、離職率も下がり、男女ともに働きやすい職場が実現したのです。
㈱飯田樹脂
女性が働きやすい環境を整えていくと、会社全体がレベルアップして男女ともに居心地の良い会社が実現できるのです。 そのためには、トップだけではなく中間管理職の意識を高め、目標を設定し、社員皆の協力を仰ぎ、丁寧に実践していくことが重要です。
これからは老若男女問わず力を発揮していく社会になることを期待してフォーラムが終わりました。
日之出でもしっかり体制を整えて,1月から工場勤務する新人女性をお迎えしたいと思います。
ゆりこ