同行した娘さんはうちの長女の小学校の同級生、私たちより一年前に三ヶ日から豊橋に転校して来たのです。
風邪で学校を休んだ娘のお見舞いに来てくれたことが昨日のようです。
「おばあちゃんが作りました」と言って、クッキーとアートフラワーをくれた六年性の時の嬉しそうな笑顔そのままに、今はみかんや八朔を届けてくださるのです。
以前住んでいた市川市は野菜も果物も高価でしたので、果物豊富な豊橋はとても嬉しかったのです。特に三ヶ日のみかんはブランドでしたので、みかん山を所有しているなんて素晴らしいと思いました。主婦のころは、親戚や友人に第一便、第二便と~十箱のみかんを送ったのも懐かしい思い出です。
三十年近くたち、お互いに歳を重ね、友人のみかん山の木も少し古くなって収穫量が減ったそうです。
お互いの家庭も悲喜こもごもありました。クッキーを作ってくださったおばあちゃんも、うちの両親も主人も天国で見守ってくれています。
笑顔でみかんを届けてくださるのが本当にありがたいです。
お互いに心と身体をたいせつに丁寧に生きていきたいと思います。
ゆりこ