会場は目黒雅叙園です。
巨大ドームの中に鯉も泳ぐ、まるで龍宮城のような不思議な空間です。
「ものづくり復興への道筋」~ムダとり、人づくり、新産業創造~
と題して、午前の基調講演に続き、午後からは、「ムダとり」、「人づくり」に
分かれての講義後、情報交換会が夜8時までという濃密なスケジュールです。
山田日登志先生他の「ムダとり」にも心惹かれましたが、やはり一番大事な
「人づくり」を選びました。「改善マインド」無くしては、良いものづくりもできないと
思うからです。中心は、「日経ものづくり」に「トヨタ流 人づくり」を連載中の
肌附安明先生の2時間にわたってのご講演でした。
肌附先生の「心のマネージメント」は、社員を尊重し,やる気を引き出し、
ものづくりに「夢と歓び」ー生きがいーを与えるものです。人の長所を見つけ、
褒め、認め、活かし、忍耐強く待ち続けると人は伸びていき、やがては成果を出す。
このような「心の教え」により効果が出てくるのには7年かかるそうです。
トヨタ自動車では、創業者豊田喜一郎氏の人を大切にするという熱き思いが、
面々と受け継がれていると伺って、感慨深く、弊社もそう有りたいと思いました。
私が社長になっての7年半を振り返り、先生の教えをこれからの7年に
活かしていきたいと願っています。