日本初のモップメーカー日之出株式会社の松本です。
今朝工場にいってみると、昨日入社したHさんが、早速モップを縫っていました。
ミシン経験者ですが、さすがにまだまだゆっくりです。
ゆっくりでもいい、丁寧に着実に縫うことが、丈夫なレンタルモップづくりに欠かせません。
最近、多くの方が入社してくださったのですが、一人前になるにはなかなか大変なのです。
昨年、ドクタースタッフでベテランが二人辞め、産休の人が二人、技術に優れた四人が欠けたのは痛手です。
一流の技術者を育てるのは、数年も時間がかかるので・・・ できるだけ長く働いてくださるのがありがたいのです。
せっかく日之出を選んで入社してくださった方々と、できるだけ長く気持ちよく楽しく過ごしたいと願っています。働きやすい環境を整えるのは私の大事な役目です。
また、皆に十分働いていただけるだけの仕事を創らなければなりません。
今は生産に追われて、どんどん人を増やしていますが、受注が少ない時のことも考えておかなければなりません。
ご注文が多すぎるのも大変ですが、無い方がもっと大変です。
リーマンショックの頃は、休業してセミナーで勉強したリ、5Sや掃除に励むだけでは足りず、一部のパートさんに辞めていただいたり、時短をお願いしなければなりませんでした。
お客様の受注や景気に左右されない自社製品を考える必要があるのです。
そんな気持ちもあってOTOME バッグを開発したのです。
表参道のセレクトショップや伊勢丹本店さんに出展するまで行ったのですが、とん挫してしましました。
モップ造りが忙しいとか、材料のエコ帆布の入手困難とかいろいろ理由はあったのですが、要するに、やりきれなかったのです。
また、日本一のエコ帆布バッグに拘り過ぎたとも思います。
自分達の思い込みでなく、人から求められるもの、役にたつものの視点で考えていきたいと思います。
ゆりこ