日之出創立八十八周年行事で、蒲郡の「手織場」を見学させて戴いた折の
ワタの種を日之出の工場の塀際のネコの額ほどの小さなスペースで育てていたのです。
何と「緑のワタ」の種から咲いたのは、赤い花です。
小森(株)の河合社長様が届けて下さった日本のワタの種をベテラン技術者の
森谷さんが自宅で発芽させ、苗を希望者に分け、工場にも植えてくれたのです。
お盆休みの水やりは、会社の隣に住むOTOMEバッグ開発リーダーの
春江さんが進んで引き受けてくれました。
なるべく自然にと思い、消毒しなかったので、虫食いでちょっと頼りない姿ですが、
風にそよぐ赤い花びらは可憐です。
石部さんが自宅で育てているワタ達は、もっと立派だそうです・・・。
普通の白いワタの種子からは、清楚な白い花でした。
どちらもワタを付ける日が来るのが楽しみです。
社員さんの中でも、綿花の事を良く知らない人もいるようです。
繊維を扱う日之出ですので、ワタや素材に興味を感じて戴き、
仕事に夢と愛情を持って戴けると嬉しいです。