3月1日は、日之出の先代社長松本哲男の誕生日です。
今日縫製部では、エンドレス糸を使ったエンドレスモップを製造していました。
エンドレス糸は、松本哲男が若き日に苦心して開発したエコで丈夫なモップ糸です。毛先がツイストしたループ形状のモップ糸というのが特許で、アメリカやヨーロッパの海外特許も取得した自信作でした。ちょうど私達が結婚したころ、寝食も忘れて、開発していたのです。
糸の形状もですが、エンドレス糸の製造機の開発が大変でした。あちこちの機械屋さんを訪ね、試行錯誤を繰返し、小さなものから大きなものまで、何台も造ったと聞いています。
特にループ糸を縒る中心となるスパイラル機構が難しくてどこも出来ず、やっと見つけたのが豊橋の名人の加工屋さんでした。 「豊橋の技術は大したものだね」ととても喜んでいました。
以前ほどご注文は少なくなったのですが、埃をとる力が優れていること、丈夫なことで根強い人気があります。
繊維製品をリサイクルした、日本初のエコマークモップが造れたのも、エンドレス糸製造技術が有ったからでした。
心血を注いで開発した、機械の所有権を私に登記したと、嬉しそうに話してくれた、主人の笑顔を思い出しています。
あの時は、あまりピンと来なかったのですが、経営者となった今は、主人の気持ちが有難いと、しみじみ感謝しています。
そのエンドレス糸製造機も古くなり、私の代で数年かかってリニューアルしましたが、
エンドレス糸の弱点は、糸を手で巻かなければならないこと、
縫製してから染めなければならないことです。
何とか工夫して、改善出来るよう、努力して行きたいです。
ゆりこ
繊維製品をリサイクルした、日本初のエコマークモップが造れたのも、エンドレス糸製造技術が有ったからでした。
心血を注いで開発した、機械の所有権を私に登記したと、嬉しそうに話してくれた、主人の笑顔を思い出しています。
あの時は、あまりピンと来なかったのですが、経営者となった今は、主人の気持ちが有難いと、しみじみ感謝しています。
そのエンドレス糸製造機も古くなり、私の代で数年かかってリニューアルしましたが、
エンドレス糸の弱点は、糸を手で巻かなければならないこと、
縫製してから染めなければならないことです。
何とか工夫して、改善出来るよう、努力して行きたいです。
ゆりこ