リコールの原因となったのは、アメリカのメーカー製の部品だそうです。
”経済摩擦を避けるための現地調達が仇になった”とも言われています。
命を預かるハイテク技術だからこそ、難しいとも思われますが
ものづくりは難しいです。
日之出製品は、一見ローテクに見えますが、やはり簡単ではありません。
特に、繰返し使用して過酷な洗濯に耐えるレンタル用のモップ、マット等を
作らせて戴いているので、尚更です。
デフレの中、品質・コスト等さまざまな課題があり、製造が難しいのは当然ですが、
原料調達にも困難を生じることが多くなってきました。
環境配慮により、使用できない原料、薬剤等は増える一方です。
のみならず昨今の経済状況の悪化により、採算ベースに乗らなくなったための
撤退、廃業も日常茶飯事です。
社長になって直ぐ、原糸メーカーさんの撤退を受け、旧メーカーさんには、一日でも
長く製造して戴くようお願いする一方、新メーカーさんには、一日でも早く作って
下さるようお願いして、駆け回った事がありました。
幸い技術の高い、良い仕入先様に恵まれ、親身に協力していただいて、
感謝しておりましたが・・・
・・・ついに原料がきれてしまいました。
お客様にご迷惑をお掛けしていると思うと、辛くて夜も寝られない思いです。
仕入先メーカー社長様の、「精一杯努力している。」との言葉が頼りです。
仕入先様には、当事者にしかわからない難しい諸事情があるとは存じますが、
なにとぞ、なにとぞ、よろしくご協力下さいますようお願い申し上げます。