浜松に行ってきました。
会場のアクトシティ・コングレスセンターに通じる”動く歩道”です。
文部科学省委託事業の最終年度です。
この半年間、土曜・日曜を費やしての勉学に励んだ平成21年度受講生の方々も
無事終了式を終え、晴々としています。
選ばれた発表者の方々のプランは、さすがにユニークかつハイグレードで、
15分という短い時間で良くまとまっていました・・が、
金融・ベンチャー・企業家のそうそうたる審査員の皆様の評価はなかなか厳しいです。
投資家としての視点での5段階評価で、4点以上は一人もありませんでした。
それどころか、1~2点もざらでした。
「厳しく指南するのが愛情」
という起業講座の講師陣や主幹の徳田さんの親心からです。
審査員からの総評の後、和気あいあいと懇親会が始まりました。
私も親しくなった受講生の方から質問を受け、できる範囲でお答えしました。
「起業するには志と夢が大切」という日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社の
下條会長様の言葉に強く共感を覚えました。
日々会社経営に苦慮している身分の私ですが、
「夢がなければ、プランに賛同が得られない。」
「世の中に役に立つもの、必要な製品・サービスを考えよう。」
「一人では何もできない。誰とコラボレーションできるか考えよう。」と、
終了生の皆様にエールを贈りました。
これは、自分への投げかけ、いましめでもありました。
天野先生の、淺田選手はじめ熱戦を繰り広げたオリンピック選手の姿から、
「やり抜くことの大切さ。」を感じたというお話しも印象的でした。
文部科学省委託の光産業創成大学院大学・起業講座の三年間は、
これで終了しました。
これからは、新たな取り組みが東京・浜松で始まります。
「終了生が、後輩のために少しでも還元する。」
という徳田さんのポリシーが、人を動かしています。
新起業講座のために続々と寄付が集まっているそうです。
「必ず上手くいくと信じています。」
徳田さんは、きっぱりと言明されました。
”熱意は人を動かす。”
明るい所に人は集まるものなのだと納得しました。